CabozantinibとAtezolizumabのCOSMIC-021第Ib相試験:局所進行または転移性尿路上皮がんコホートの結果。

原題
COSMIC-021 Phase Ib Study of Cabozantinib Plus Atezolizumab: Results from the Locally Advanced or Metastatic Urothelial Carcinoma Cohorts.
背景:COSMIC-021試験は、進行尿路上皮癌(UC)患者におけるカボザンチニブとアテゾリズマブの安全性と有効性を評価することを目的とした。

方法:この第Ib相試験には、以前の治療に基づいて4つのコホートにまたがる121人の患者が含まれていた。被験者にはカボザンチニブ40 mg/日およびアテゾリズマブ1,200 mg/3週間を投与し、客観的奏効率(ORR)を主要評価項目とした。

結果:ORRは、シス適格コホートで30%、シス不適格コホートで20%、以前に化学療法を受けたコホートで27%、以前にICI治療を受けたコホートで10%であった。無増悪生存期間中央値は3.0~5.6ヵ月であった。グレード3~4の治療関連有害事象は、患者の43~67%に発生した。

結論:この組み合わせは進行したUCにおいて臨床活性を示したが、毒性は顕著であり、以前の知見と一致していた。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01675
PMID: 39965176

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