進行した尿路上皮がんにおけるサシツズマブ・ゴビテカン:TROPiCS-04、第III相ランダム化試験。

原題
Sacituzumab govitecan in advanced urothelial carcinoma: TROPiCS-04, a phase III randomized trial.
背景:第III相TROPiCS-04試験では、プラチナ製剤による化学療法およびチェックポイント阻害薬投与後に進行した前治療歴のある進行尿路上皮がん(aUC)患者を対象として、サシツズマブ・ゴビテカン(SG)と医師選択治療(TPC)を比較評価した。

方法:計711名の患者をSGまたはTPCに無作為に割り付け、全生存期間(OS)を主要評価項目とし、無増悪生存期間(PFS)および客観的奏効率(ORR)を副次的評価項目とした。

結果:9.2ヵ月後、OS中央値は同程度であったが(SG群10.3ヵ月対TPC群9.0ヵ月)、PFS中央値はSG群4.2ヵ月対TPC群3.6ヵ月であった。SG群の方がORRが高かった(23%対14%)。

結論:SGはTPCと比較してOSまたはPFSを有意に改善しなかったが、より大きな活性を示し、早期の毒性関連合併症によって妨げられる可能性があった。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.01.011
PMID: 39934055

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