原題
Concurrent and consolidative carboplatin plus nab-paclitaxel or paclitaxel in locally advanced NSCLC A multicenter, randomized clinical trial.
背景:本研究では、手術不能なステージIIIA/Bの非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象に、カルボプラチンと溶媒ベースのパクリタキセル(sb-パクリタキセル)またはナノ粒子アルブミン結合パクリタキセル(nab-パクリタキセル)のいずれかを併用した胸部放射線療法の有効性と毒性を評価した。
方法:この多施設共同第I/II相ランダム化試験では、患者は同時放射線療法とともにsb-パクリタキセルまたはnab-パクリタキセルのいずれかを受け、その後地固め療法を受けた。
結果:第II相試験の結果から、2年全生存率はsb-パクリタキセルで67%、nab-パクリタキセルで56%であり、後者の方が毒性が高いことが示された(56%対30%のグレード3以上のイベント)。
結論:進行NSCLCにおいて、胸部放射線と併用した場合、nab-パクリタキセルはsb-パクリタキセルと比較して毒性が高く、有効性が低かった。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.01.027
PMID: 39922319
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