中リスク前立腺がんに対する放射線療法を併用した短期アンドロゲン除去療法の有益性。

原題
The Benefit of Short-Term Androgen Deprivation Therapy with Radiotherapy for Intermediate-Risk Prostate Cancer.
背景:以前のメタ解析では、短期アンドロゲン除去療法(ST-ADT)は、中リスク前立腺がん(IR-PCa)において放射線療法と併用した場合、全生存(OS)を改善することが示されたが、特定の試験は除外された。

方法:この研究では、IR-PCaにおける放射線療法単独とST-ADTとを比較した1980年から2024年までの第III相RCTの系統的レビューを実施し、OSおよび生化学的失敗の転帰に焦点を当てた。

結果:6,279人の患者を含む7つの試験が分析され、ST-ADTによる有意な生存利益(HR:0.85、10年で5%の利益)が明らかになった。

結論:ST-ADTはIR-PCaにおけるOSおよび生化学的制御を有意に増強し、この患者集団におけるST-ADTの使用を支持している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.01.022
PMID: 39922318

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