原題
Tiragolumab in combination with atezolizumab and bevacizumab in patients with unresectable, locally advanced or metastatic hepatocellular carcinoma (MORPHEUS-Liver): a randomised, open-label, phase 1b-2, study.
背景:Atezolizumabとベバシズマブは切除不能な肝細胞癌の生存率を改善するが、Tiragolumabを介したTIGIT遮断の役割は調査されていない。
方法:この無作為化第1b-2相試験では、未治療の局所進行切除不能肝細胞癌の成人患者を対象とし、チラゴルマブ+atezolizumabとベバシズマブを後者の2剤単独と比較した。
結果:59人の適格な患者の中で、客観的奏効率は、対照群の11%に対して、チラゴルマブ群で43%であった。有害事象は一般的であったが、主にグレード1~2であり、重篤なイベントの発生率は両群で同程度であった。
結論:Tiragolumabは、切除不能な肝細胞癌におけるatezolizumabとベバシズマブの有効性を高めるようであり、さらなる調査が必要である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00679-X
PMID: 39855251
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