小型大腸癌肝転移の熱アブレーションと外科的切除の比較(COLLISION):国際無作為化対照第3相非劣性試験。

原題
Thermal ablation versus surgical resection of small-size colorectal liver metastases (COLLISION): an international, randomised, controlled, phase 3 non-inferiority trial.
背景:熱アブレーションは、外科的切除よりも小さなサイズの結腸直腸肝転移に対して有害事象が少なく、回復が速い可能性がある。本研究では、切除と比較した熱アブレーションの非劣性を評価する。

方法:ヨーロッパの14施設からの小さな結腸直腸肝転移を有する300人の成人患者を対象とした無作為化試験。患者は熱アブレーションまたは外科的切除に割り付けられ、主要エンドポイントとして全生存期間が評価された。

結果:試験は早期に中止され、全生存期間の非劣性が支持され(HR 1.05)、熱アブレーションの安全性が優れていた(19%対46%の有害事象)。

結論:熱アブレーションの役割は、臨床的特徴および専門知識に応じて、潜在的に切除可能な症例について再考されるべきである。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00660-0
PMID: 39848272

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