原題
Perioperative Chemotherapy or Preoperative Chemoradiotherapy in Esophageal Cancer.
背景:切除可能な局所進行食道腺癌に対する最適な集学的治療、特に周術期化学療法と術前化学放射線療法のどちらが優れているかは不明である。
方法:この第3相多施設無作為化試験では、患者をFLOT化学療法+手術または術前化学放射線療法+手術のいずれかに割り付け、主要エンドポイントとして全生存期間に焦点を当てた。
結果:438人の患者のうち、3年での全生存率はFLOT群で57.4%であったのに対し、化学放射線療法群では50.7%であった(ハザード比0.70、P=0.01)。無増悪生存率もFLOT群の方が良好であった(51.6%対35.0%)。
結論:FLOTを用いた周術期化学療法は、切除可能な食道腺癌において術前化学放射線療法と比較して生存率を有意に改善する。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2409408
PMID: 39842010
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