少数転移性頭頸部癌における定位放射線治療(SABR)または化学療法-SABRに関するGORTEC 2014-04無作為化第II相試験の費用最小化分析。

原題
Cost-minimization analysis of the GORTEC 2014-04 randomized phase II study of stereotactic ablative radiotherapy (SABR) or chemotherapy-SABR in oligometastatic head and neck cancer.
背景:GORTEC 2014-04研究は、化学-SABRが少数転移性頭頚部癌患者の全生存を改善することなく、生活の質を悪化させ、毒性を高めることを明らかにした。

方法:この研究では、69人の患者を無作為に割り付け、12ヶ月間にわたってSABRとchemo-SABRに関連するHRQoLと費用を比較し、いくつかのアンケートを通じて直接医療費と効用スコアを評価した。

結果:SABR単独は、化学療法-SABR(48,034ユーロ)と比較して、M12での有用性スコアが高く(0.87)、費用が低かった(8,498ユーロ)。経済的負担は化学療法-SABRで有意に増加し、患者1人当たり35,000~40,000ユーロの節約が確認された。

結論:少数転移性HNSCCの治療には、SABR単独は臨床的に有益であり、化学療法-SABRよりも有意に安価である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.110726
PMID: 39837424

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