多がん早期発見検査(PATHFINDER)に関連する心理社会的影響:プロスペクティブ多施設コホート研究。

原題
Psychosocial impact associated with a multicancer early detection test (PATHFINDER): a prospective, multicentre, cohort study.
背景:PATHFINDER研究では、健康な外来患者集団における多がん早期発見(MCED)検査からの患者報告アウトカム(PRO)を評価した。

方法:本研究では、米国の7つの医療ネットワークに50歳以上の被験者6,621人を登録し、がんシグナル検出(CSD)後に様々な検証済みのPRO機器を用いてMCED検査に対する不安、生活の質、および満足度を評価した。

結果:ほとんどの参加者は、CSDの状態に関係なく、満足度(97.1%)を報告した。不安スコアは結果開示後に一時的に上昇したが、12ヶ月以内にベースラインに戻った。

結論:この研究は、MCED検査が患者に及ぼす悪影響は最小限であり、関連する苦痛が少ない早期癌検出に有益である可能性を示唆していると結論づけた。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00645-4
PMID: 39818231

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