原題
Pulmonary Stereotactic Body Radiotherapy of Oligometastatic Head-and-Neck Squamous Cell Carcinoma – A multicenter retrospective study.
背景:少数転移性頭頚部扁平上皮癌(HNSCC)における体幹部定位放射線治療(SBRT)の有効性は、小規模な後ろ向き研究からのエビデンスが限られているため不明である。
方法:16施設にわたるこの多施設コホート研究では、2010年から2023年までに肺転移に対してSBRTで治療された少数転移性HNSCC患者178人を分析し、全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)に焦点を当てた。
結果:OSおよびPFSの中央値はそれぞれ33ヵ月および9ヵ月であり、局所失敗率は低かった(5.5%)。高齢および女性であることは、OS不良と関連していた。
結論:SBRTは、少数転移性HNSCCの肺転移に対して効果的な局所制御と低い毒性を提供するため、全身療法のタイミングを最適化するためのさらなる試験が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.12.015
PMID: 39761798
Open Access
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