免疫チェックポイント療法におけるサイトカイン放出症候群の標的管理のためのトシリズマブと免疫シグネチャー。

原題
Tocilizumab and immune signatures for targeted management of cytokine release syndrome in immune checkpoint therapy.
背景:本研究は、免疫チェックポイント阻害薬療法中の免疫関連サイトカイン放出症候群(irCRS)患者、特にirHLH症状を有する患者におけるバイオマーカーを同定し、コルチコステロイド抵抗性irCRSに対するトシリズマブ(TCZ)を評価することを目的とした。

方法:研究者らは、免疫プロファイリングおよび血清バイオマーカーの評価を通じてirCRS様症状を有する患者35人を分析し、12人のCS不応性患者をTCZで治療した。

結果:24のバイオマーカーは、irHLHとグレード3のirCRSを効果的に識別した。HGFおよびフェリチンは100%の予測値を示したが、CXCL9はTCZ治療の必要性を予測した。特異的なバイオマーカーは敗血症とirCRSを鑑別した。

結論:免疫学的バイオマーカーを同定することは、irCRSの重症度および治療効果を評価するのに役立ち、高度なirCRS管理におけるTCZの役割を強調する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.12.004
PMID: 39701282
Open Access

コメント

タイトルとURLをコピーしました