原題
The effect of coronary artery calcifications and radiotherapy on the risk of coronary artery disease in high-risk breast cancer patients in the DBCG RT-Nation cohort.
背景:放射線療法は乳癌の転帰を改善するが、冠状動脈疾患(CAD)リスクと関連しており、心臓線量指標と冠状動脈カルシウム沈着(CAC)の影響を受ける。
方法:このコホート試験では、デンマーク西部(2008〜2016年)の3355人の高リスク乳癌患者を分析し、Agatstonスコア(AS)を用いてCTスキャン、治療計画、及びCACを評価し、心臓用量とCADリスクとの関係を全生存期間と共に調べた。
結果:患者のうち、45人(1.2%)がCADを発症した。ASはCADリスクを予測し、AS≧100のハザード比は9.51であった。MHDはAS<100の患者のCADリスクを増加させた。
結論:CTスキャンからのASは、放射線療法で治療した乳癌患者のCADリスクと全生存を効果的に予測し、高カルシウム血症患者のCADリスクに対するCACのより大きな影響を強調した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110705
PMID: 39725067
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