原題
Systemic Therapy for Stage I-III Anal Squamous Cell Carcinoma: ASCO Guideline.
背景:このガイドラインは、ステージI-IIIの肛門癌を治療するためのエビデンスに基づく推奨事項を提供することを目的としている。
方法:Minnesota Evidence-based Practice Centerによる系統的レビューが実施され、ASCO専門家委員会はコンセンサス勧告を確立するために調査結果をレビューした。
結果:このレビューには、ガイドラインに情報を提供した3件の無作為化対照試験および3件の非無作為化試験が含まれた。
結論:化学放射線療法の放射線増感剤としては、マイトマイシンC(MMC)とフッ化ピリミジン系薬剤(フルオロウラシルまたはカペシタビン)の併用が推奨される。シスプラチンとフルオロウラシルの併用も推奨されるが、特定の禁忌がある。限局性肛門癌に対しては、CRT前の導入化学療法およびCRT後の追加化学療法は推奨されない。詳細については、www.asco.org/gastrointestinal-cancer-guidelinesを参照のこと。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02120
PMID: 39680825
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