原題
Phase II Trial of Risk-Enabled Therapy After Neoadjuvant Chemotherapy for Muscle-Invasive Bladder Cancer (RETAIN 1).
背景:本研究では、バイオマーカーの選択と臨床病期分類が、シスプラチンベースのネオアジュバント化学療法(NAC)後の膀胱摘除術を温存する積極的サーベイランス(AS)に適した筋層浸潤性膀胱癌(MIBC)患者を同定できるかどうかを評価する。
方法:単一群の第II相試験において、cT2-T3N0M0 MIBCを有する患者は、AMVACと共にNACを受けた。腫瘍標本は、DNA損傷修復遺伝子突然変異について配列決定された。突然変異およびNAC後のcT0を有する患者は、主要エンドポイントとして2年での無転移生存(MFS)でASを開始した。
結果:登録された70人のうち、33人が突然変異を有し、25人がASを受けた。2年MFSは72.9%であった。AS群では、68%が再発したが、48%は無傷の膀胱で無転移のままであった。
結論:主要エンドポイントを満たしていないにもかかわらず、この研究は、ASがNAC後の選択されたMIBC患者にとって実行可能な選択肢であり得ることを示している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01214
PMID: 39680823
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