原題
Neoadjuvant Modified Infusional Fluorouracil, Leucovorin, and Oxaliplatin With or Without Radiation Versus Fluorouracil Plus Radiation for Locally Advanced Rectal Cancer: Updated Results of the FOWARC Study After a Median Follow-Up of 10 Years.
背景:第III相FOWERC試験は,局所進行直腸癌(LARC)患者において,放射線併用または非併用の修正注入フルオロウラシル,ロイコボリン,およびオキサリプラチン(mFOLFOX6)の効果を,放射線併用のフルオロウラシルと比較して検討した。
方法:ステージII〜IIIの直腸癌を有する18〜75歳の合計495人の患者を、フルオロウラシル+放射線療法、mFOLFOX6+放射線療法、またはmFOLFOX6単独のいずれかに無作為に割り付け、その後、手術および化学療法を行った。
結果:10年後、無病生存率は52.5%(フルオロウラシル)、62.6%(mFOLFOX6と放射線療法の併用)、および60.5%(mFOLFOX6単独)であった。局所領域再発率は群間で同程度であった。
結論:治療群間に有意な長期生存率の差はなく、ネオアジュバントmFOLFOX6化学療法がLARCの実行可能な選択肢であることを示唆している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01676
PMID: 39671537
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