原題
Alpelisib plus fulvestrant in PIK3CA-mutated, hormone receptor-positive advanced breast cancer after a CDK4/6 inhibitor (BYLieve): one cohort of a phase 2, multicentre, open-label, non-comparative study.
背景:PI3Kα阻害薬であるアルペリシブとフルベストラントの併用は、ホルモン受容体陽性、HER 2陰性、PIK 3 CA変異を有する進行乳癌に対して有効性を示した。本研究(BYLieve)では、CDK4/6阻害薬による増悪後の有効性を評価する。
方法:この第2相多施設非盲検試験では、ホルモン受容体陽性、HER 2陰性の進行乳癌で、CDK 4/6療法後にPIK3CA変異が確認された患者を登録した。参加者はアルペリシブとフルベストラントを投与され、主要評価項目は6ヶ月後に疾患が進行せずに生存している割合であった。
結果:患者127名のうち、64名(53.8%)は6ヶ月目に無増悪であった。一般的なグレード3+の有害事象には、高血糖(29%)が含まれた。
結論:アルペリシブとフルベストラントの併用は、この患者集団において管理可能な毒性で有効性を示した。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00673-9
PMID: 39637900
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