未治療の慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫患者におけるザヌブルチニブとベンダムスチンおよびリツキシマブの比較:SEQUOIAの5年間追跡期間中央値。

原題
Zanubrutinib Versus Bendamustine and Rituximab in Patients With Treatment-Naïve Chronic Lymphocytic Leukemia/Small Lymphocytic Lymphoma: Median 5-Year Follow-Up of SEQUOIA.
背景:JCO SEQUOIA試験では、未治療の慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(CLL/SLL)患者を対象に、経口ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬であるザヌブルチニブとベンダムスチン+リツキシマブ(BR)を比較評価した。

方法:この第III相無作為化非盲検試験では、最初に追跡期間中央値26.2か月で結果を分析し、その後43.7か月と61.2か月で評価した。

結果:ザヌブルチニブはBRと比較して優れた無増悪生存期間(PFS)を示し、PFS中央値に達しなかったのに対し、BRでは44.1ヵ月であった(HR、0.29)。60ヵ月時点での全生存率は両群で同程度であり、新たな安全性シグナルは認められなかった。

結論:ザヌブルチニブは未治療のCLL/SLL患者にとって好ましい治療選択肢であることが証明され、PFSの延長と管理可能な安全性プロファイルが支持された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02265
PMID: 39647999

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