原題
Use of antipsychotic drugs during radiotherapy in adult cancer patients in Korea: a nationwide retrospective cohort study based on the national health insurance service database.
背景:本研究では、韓国で放射線療法(RT)を受けている成人癌患者における抗精神病薬(APD)の使用と生存への影響を評価した。
方法:後ろ向きコホート研究では、2010年から2020年までにRTまたは化学療法を受けた成人がん患者を含む国民健康保険サービスデータベースを使用し、クエチアピンやオランザピンなどのAPDを分析した。
結果:RTを受けた患者725,897人のうち、41,118人(5.6%)がAPDを使用しており、APD使用者では死亡率が高かった(RT中のHR:3.45)。精神医学的診断および高用量などの因子は、死亡率の低下と相関していた。
結論:APDの使用は限られていたが、RT中の死亡率の増加との関連は、がん患者への影響についてさらなる調査が必要であることを示唆している。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02558-8
PMID: 39614312
コメント