原題
Prevalence of depressive and anxiety symptoms in patients with head and neck cancer undergoing radiotherapy: A systematic review and meta-analysis of longitudinal studies.
背景:頭頚部癌(HNC)患者は精神衛生上の問題のリスクがあるが、精神衛生に対する放射線療法(RT)の影響は十分に調査されていない。本研究の目的は、HNC患者におけるRT中およびRT後の不安および抑うつ症状の有病率およびリスクを評価することである。
方法:系統的レビューにより、根治的RTを受けているHNC患者のメンタルヘルス症状に関する縦断的データを報告している18件の研究(参加者1,920人)が特定された。
結果:治療前の抑うつ症状は18.1%であった。RT後、症状は26.1%でピークに達し、長期的には16.4%に低下した。不安症状も当初の29.9%から17.4%に低下した。
結論:臨床的に有意な抑うつ症状および不安症状は、特にRT後によくみられる。スクリーニングおよび時宜を得た介入が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110649
PMID: 39586358
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