de novo転移性去勢感受性前立腺癌(PEACE-1)における前立腺放射線療法の有効性と安全性:2×2要因デザインによる多施設共同、非盲検、無作為化、第3相試験。

原題
Efficacy and safety of prostate radiotherapy in de novo metastatic castration-sensitive prostate cancer (PEACE-1): a multicentre, open-label, randomised, phase 3 study with a 2 × 2 factorial design.
背景:PEACE-1試験では、アンドロゲン除去療法とドセタキセルおよびアビラテロンを併用することにより、新規の転移性去勢感受性前立腺癌における全無増悪生存期間および放射線学的無増悪生存期間が延長することが示された。本研究では、この治療レジメンに放射線療法を追加した場合の影響について検討する。

方法:この非盲検無作為化第3相試験では、1172人の男性患者が、標準治療、標準治療+アビラテロン、標準治療+放射線療法、またはその両方を含む様々な治療群に割り付けられた。

結果:放射線療法の追加は、アビラテロンで治療された場合、低容積疾患の患者の放射線学的無増悪生存期間を改善したが、全生存期間またはアビラテロン以外の群では改善しなかった。

結論:放射線療法は、毒性を増加させることなく、症例数の少ない症例の治療効果を高める可能性があり、標準治療を考慮する必要がある。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)01865-8
PMID: 39580202

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