小児後頭蓋か腫瘍におけるペンシルビーム走査陽子線治療後の線形エネルギー移動および線量と放射線壊死との関連:線量およびLETと放射線壊死との関連。

原題
The association of linear energy transfer and dose with radiation necrosis after pencil beam scanning proton therapy in pediatric posterior fossa tumors: Association of dose and LET with radiation necrosis.
背景:陽子線治療は小児CNS腫瘍に対して一般的に使用されているが、LETおよびRBE線量の上昇により、遠位ビーム端で放射線壊死リスクが増大する可能性がある。本研究では、小児後頭蓋窩腫瘍におけるLETおよび線量と放射線壊死との関連について検討する。

方法:後ろ向き症例対照研究では、2019年から2022年までに陽子線治療を受けた18歳未満の33人の患者を特定し、壊死を有する9人の症例を年齢、性別、用量、および追跡調査によって18人の対照と一致させた。

結果:壊死群は脳幹D50が有意に高かった。より高い脳幹用量とLETdを組み合わせた指標は、対照よりも症例の割合が高いことを示した。

結論:中等度から高度の脳幹用量およびLETdは、小児における陽子線治療後の壊死リスクを上昇させる可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.11.086
PMID: 39580001

コメント

タイトルとURLをコピーしました