原題
Adjuvant immunotherapy in patients with resected gastric and oesophagogastric junction cancer following preoperative chemotherapy with high risk for recurrence (ypN+ and/or R1): European Organisation of Research and Treatment of Cancer (EORTC) 1707 VESTIGE study.
背景:術前補助化学療法後にypN+またはR1の状態にある胃食道腺がんの高リスク患者は再発に直面する。ニボルマブはこの状況で有効であり、ニボルマブ/イピリムマブ対化学療法の研究を促進する。
方法:VESTIGE試験では、患者をニボルマブ/イピリムマブまたは標準化学療法のいずれかに無作為に割り付けた。主要評価項目は無病生存期間であり、副次評価項目には全生存期間および安全性が含まれた。
結果:患者195人のデータから、ニボルマブ/イピリムマブ群の無病生存期間中央値は11.4ヵ月であったのに対し、化学療法群では20.8ヵ月であったことが明らかになった(HR 1.55)。無益であったため、登録は中止された。
結論:この患者コホートにおいて、ニボルマブ/イピリムマブは化学療法と比較して無病生存期間を延長させなかった。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.10.829
PMID: 39542422
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