プラチナ製剤感受性再発卵巣癌における腹腔内温熱化学療法:生存評価に関する無作為化試験(HORSE;MITO-18)。

原題
Hyperthermic Intraperitoneal Chemotherapy in Platinum-Sensitive Recurrent Ovarian Cancer: A Randomized Trial on Survival Evaluation (HORSE; MITO-18).
背景:本研究は、温熱腹腔内化学療法(HIPEC)が、プラチナ感受性再発上皮性卵巣癌患者における二次細胞減少手術(SCS)に追加した場合、無増悪生存期間(PFS)を改善するかどうかを検討することを目的とした。

方法:多施設ランダム化第III相試験では、0.25 cm以下の残存腫瘍を有する167人の患者を対象とし、SCS単独と、術後に投与されたSCS+HIPEC(シスプラチン75 mg/m、41.5℃で60分間)とを比較した。

結果:追跡期間中央値は83か月であった。PFS中央値はSCS単独で23か月、SCS+HIPECで25か月であった。再発後の5年生存率はそれぞれ61.6%と75.9%であった。

結論:HIPECは、プラチナ製剤感受性の再発に対してSCSを受けた患者のPFSを有意に改善しなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00686
PMID: 39571127

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