再発または難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(STARGLO)に対するグロフィタマブ+ゲムシタビンおよびオキサリプラチン(GemOx)とリツキシマブ-GemOxの比較:国際第3相無作為化非盲検試験。

原題
Glofitamab plus gemcitabine and oxaliplatin (GemOx) versus rituximab-GemOx for relapsed or refractory diffuse large B-cell lymphoma (STARGLO): a global phase 3, randomised, open-label trial.
背景:グロフィタマブ単独治療は、再発または治療抵抗性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)において持続的な反応を示しているが、二次治療としてのその役目は調査されていない。本研究では、グロフィタマブ+ゲムシタビン-オキサリプラチン(Glofit-GemOx)とリツキシマブ-GeMOX(R-GemOx)の有効性と安全性を比較した。

方法:第3相STARGLO試験では、62施設で移植に不適格なDLBCL患者274人を無作為に割り付けた。主要評価項目は全生存期間であり、治療意図別に解析した。

結果:Glofit-GemOxは全生存期間を有意に改善した(25.5ヶ月対R-GemOxの12.9ヶ月;HR 0.62)。有害事象は一般的であり、サイトカイン放出症候群はグロフィタマブを投与された患者の44%に発生した。

結論:Glofit-GemOxは、この患者集団に対してR-GemOxよりもかなりの生存優位性を提供する。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)01774-4
PMID: 39550172

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