原題
The impact of Prophylactic cranial irradiation on the prognosis of patients with limited-stage small cell lung cancer in the MRI era.
背景:本研究は,MRIサーベイランスを受けている限局期小細胞肺癌(SCLC)患者の予後に対する予防的頭蓋照射(PCI)の効果を評価することを目的とした。
方法:著者らは、ケモ後放射線療法で完全寛解または部分寛解を達成した患者620名のレトロスペクティブ分析を実施し、Kaplan-Meier法およびCoxモデルを用いて生存率を評価した。
結果:患者の中で、PCIを受けた患者は、受けなかった患者と比較して、脳転移率(BM)が有意に低かった。しかし、完全寛解期の両群の全生存率は同程度であったが、PCIは部分寛解期の患者の転帰を改善した。
結論:PCIは完全寛解SCLC患者のBM発生率を低下させたが、全生存期間を延長させなかったことから、さらなる無作為化試験の必要性が強調された。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02557-9
PMID: 39543706
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