早期直腸腺癌における臓器温存のための標準的なネオアジュバント化学放射線療法への接触X線小線源治療ブーストの追加に関する第III相ランダム化試験:OPERA試験の5年間の結果。

原題
A phase III randomized trial on the addition of a contact x-ray brachytherapy boost to standard neoadjuvant chemo-radiotherapy for organ preservation in early rectal adenocarcinoma: 5 year results of the OPERA trial.
背景:OPERA試験では、早期低-中直腸腺癌患者の臓器温存(OP)率を改善するために、ネオアジュバント化学放射線療法(NCRT)と組み合わせた50 kV接触X線小線源治療(CXB)ブーストの有効性を調査した。

方法:この多施設第III相試験では、外照射療法(EBRT)とカペシタビンの同時併用を受けている手術可能な患者を、EBRT単独またはEBRTとCXBのいずれかに無作為に割り付けた。

結果:適格患者141名のうち、CXB群は92%の臨床反応率および81%の3年OP率を示したのに対し、EBRT群ではそれぞれ64%および59%であった。

結論:CXBは、特に小さな腫瘍において、腸機能を維持したままOP率を有意に上昇させるため、局所再増殖の継続的なモニタリングが必要である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.10.827
PMID: 39532203

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