原題
Dynamics of cell-free tumor DNA correlate with early MRI response during chemoradiotherapy in rectal cancer.
背景:術前補助療法中の局所進行直腸癌における腫瘍反応の予測は困難であり、臓器温存および適応療法における患者層別化のためのバイオマーカーが必要である。
方法:16人の患者からの血液サンプル(n=86)を、ネオアジュバント化学放射線療法中に無細胞腫瘍DNA(ctDNA)について分析し、結果を腫瘍体積および2週目および5週目のMRI反応、ならびに病理学的反応と相関させた。
結果:ほとんどの患者はctDNAレベルの低下を示したが、動態は様々であり、低下、明らかな低下なし、および持続の3つのグループが特定された。ctDNAレベルは腫瘍サイズと相関していたが、病理学的転帰との相関は有意ではなかった。
結論:治療中のctDNAのモニタリングは実行可能であり、特に初期の腫瘍サイズおよび早期の画像反応に関連する潜在的なバイオマーカーとして役立つ可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02540-4
PMID: 39506775
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