MGMTメチル化膠芽腫患者に対するテモゾロミドへのベリパリブの追加の有効性:無作為化臨床試験。

原題
Efficacy of Adding Veliparib to Temozolomide for Patients With MGMT-Methylated Glioblastoma: A Randomized Clinical Trial.
背景:膠芽腫の予後は標準治療にもかかわらず依然として不良であり、ベリパリブとテモゾロミドのような併用治療の探求を促している。

方法:このAlliance for Clinical Trials in Oncology試験では、初期治療を完了したMGMTプロモーターの高メチル化を有する新たに診断された膠芽腫患者を登録した。患者は、6サイクルのアジュバントテモゾロミドとプラセボまたはベリパリブのいずれかを受けるように無作為に割り付けられた。

結果:合計447人の患者が分析された。全生存期間(OS)の中央値は、プラセボで24.8ヶ月、ベリパリブで28.1ヶ月(P=0.17)であり、ベリパリブは24~48ヶ月間でわずかに改善した曲線を示した。この併用は忍容性が良好であった。

結論:ベリパリブは、新たに診断されたMGMT高メチル化膠芽腫患者のOSを有意に向上させなかった。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.4361
PMID: 39480453

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