HR+/HER2-早期乳癌患者を対象とした術後補助療法としてのリボクマブ+内分泌療法と内分泌療法単独を比較した第III相試験:NATALEE試験の最終的な無侵襲無病生存期間の結果。

原題
A phase III trial of adjuvant ribociclib plus endocrine therapy vs endocrine therapy alone in patients with HR+/HER2- early breast cancer: final invasive disease-free survival results from the NATALEE trial.
背景:NATALEE試験では、HR+/HER2-早期乳癌患者を対象に、NSAI単独と比較して、3年間の術後補助療法としてのリボクマブと非ステロイド性アロマターゼ阻害薬(NSAI)の有効性と安全を評価した。これは、浸潤性無病生存率(iDFS)の最終解析である。

方法:計5101名の患者を、NSAIと併用してリボクマブを投与する群またはNSAI単独群に無作為に割り付け、主要評価項目としてiDFSを解析した。

結果:33.3ヶ月間(中央値)の追跡調査後、リボクマブとNSAIの併用は有意なiDFSベネフィットを示した(90.7%対NSAI単独で87.6%)。

結論:本研究は、安定した安全性プロファイルが観察され、リボクマブとNSAIの長期iDFSの利点を確認している。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.10.015
PMID: 39442617
Open Access

コメント

タイトルとURLをコピーしました