KRAS変異を有する転移性大腸癌の二次治療におけるオンバンセルチブと化学療法およびベバシズマブの併用:単群第II相試験。

原題
Onvansertib in Combination With Chemotherapy and Bevacizumab in Second-Line Treatment of KRAS-Mutant Metastatic Colorectal Cancer: A Single-Arm, Phase II Trial.
背景:この第II相試験では、以前のオキサリプラチン治療後の人種変異転移性結腸直腸癌(mCRC)を治療するために、FOLFIRIおよびベバシズマブと組み合わせたPLK1阻害剤であるオンバンセルチブの有効性と安全性を評価した。

方法:この多施設非盲検試験では、53人の患者がオンバンセルチブとFOLFIRI+ベバシズマブを投与された。主要評価項目は客観的奏効率(ORR)であり、副次評価項目には無増悪生存期間(PFS)および忍容性が含まれた。

結果:確認されたORRは26.4%であり、奏効期間中央値は11.7ヵ月であった。注目すべきことに、ベバシズマブの投与歴のない患者のORRは76.9%であった。

結論:FOLFIRI+ベバシズマブと併用したオンバンセルチブは、特に未治療の患者において有意な有効性を示し、一次治療の設定でさらなる調査を促した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01266
PMID: 39475591

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