去勢抵抗性前立腺癌における免疫組織化学およびPET画像によるFAPおよびPSMAの発現:トランスレーショナルパイロット研究。

原題
FAP and PSMA Expression by Immunohistochemistry and PET Imaging in Castration-Resistant Prostate Cancer: A Translational Pilot Study.
背景:前立腺特異的膜抗原(PSMA)は転移性前立腺癌の重要な標的であるが、去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)は治療後にPSMA発現を失う可能性がある。線維芽細胞活性化タンパク質(FAP)は代替標的として役立つ可能性がある。

方法:FAP発現は、免疫組織化学を使用して116のCRPC腫瘍で分析され、PSMA発現と比較された。手動スコアリングと自動スコアリングの間の相関を評価し、[Ga]-FAPi-46画像試験からの4人の患者の予備的分析を行った。

結果:FAPの発現はPSMAよりも有意に低かった(スコア中央値:14対72)。19のPSMA陰性腫瘍のうち、58%がFAP陽性を示した。

結論:CRPCにおけるFAPレベルが低いため、FAPi PET画像は制限される可能性があり、PSMA陰性CRPC症例における代替の分子画像診断法の必要性を示唆している。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.268037
PMID: 39477498

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