原題
Randomized Controlled Trial of Acceptance and Commitment Therapy for Fatigue Interference With Functioning in Metastatic Breast Cancer.
背景:疲労は転移性乳癌(MBC)患者に有意に影響するが、エビデンスに基づく管理戦略は限られている。この第II相試験では、日常機能に対する疲労の干渉を軽減するための受容・コミットメント療法(ACT)の有効性を評価した。
方法:ステージIVの乳癌および中等度から重度の疲労を有する女性を、6週間のACT(n=116)または教育/支援(n=120)のいずれかを受けるように無作為に割り付け、ベースライン時および追跡調査時に疲労、気分、認知、睡眠、日常活動、および生活の質を評価した。
結果:ACTは教育/支援と比較して疲労の干渉を有意に減少させ、2週間および6ヶ月で顕著な改善を示した。機能的生活の質もACTで改善した。
結論:簡単な電話によるACT介入は、MBC患者の疲労干渉を効果的に軽減する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00965
PMID: 39454125
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