椎骨骨髄における[(18)F]F-AraGの取り込みは、抗PD-(L)1免疫療法で治療された非小細胞肺癌患者の生存を予測する可能性がある。

原題
[(18)F]F-AraG Uptake in Vertebral Bone Marrow May Predict Survival in Patients with Non-Small Cell Lung Cancer Treated with Anti-PD-(L)1 Immunotherapy.
背景:本研究では、免疫療法前の非小細胞肺癌患者の全身免疫状態を評価するための[F]F-AraG PET画像の有効性を、腫瘍微小環境に焦点を当てた従来の免疫PET法と比較して検討した。

方法:11人の患者は、腫瘍量を評価するためにベースラインの[F]F-AraG PETスキャンおよび[F]FDG PET/CTスキャンを受けた。種々の病変および臓器からのSUVパラメータを、治療反応および全生存に関する予測能力について分析した。

結果:いずれの[F]FDGバイオマーカーも生存と相関していなかったが、[F]F-AraG SUVは免疫活性に基づいて患者を効果的に層別化し、治療反応者を識別する際に最大90.9%の精度を達成した。

結論:本研究は、癌治療における患者層別化の予測ツールとしての[F]F-AraG PETの可能性を強調している。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.124.268253
PMID: 39448270

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