ステージIEの胃粘膜関連リンパ組織リンパ腫に対する低線量放射線療法:多施設プロスペクティブ研究(KROG 16-18)。

原題
Reduced-dose radiotherapy for stage IE gastric mucosa-associated lymphoid tissue lymphoma: a multi-institutional prospective study (KROG 16-18).
背景:この研究は,Helicobacter pylori非依存性胃粘膜関連リンパ組織(MALTリンパ腫)を治療するための低量放射線治療(RT)を評価し,30 Gy以上の一般的に推奨規格量と比較した。

方法:2017年3月から2022年6月まで、ステージIEの胃MALTリンパ腫が確認された62人の患者が低線量RT(24〜25.5 Gy)を受けた。主要評価項目は6か月の完全寛解(CR)と局所無再発生存期間(LFFS)であった。

結果:6か月のCR率は96.7%、5年LFFSは92.0%、無増悪生存率は90.4%であった。毒性は最小限であり、重篤な急性副作用を経験した患者はいなかった。

結論:低線量RTはステージIEの胃MALTリンパ腫に対して有効かつ安全であり、臨床現場での使用を支持している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.10.020
PMID: 39448038

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