原題
Adjuvant Docetaxel and Cyclophosphamide With or Without Epirubicin for Early Breast Cancer: Final Analysis of the Randomized DBCG 07-READ Trial.
背景:DBCG 07-READ試験では当初、無病生存期間(DFS)または全生存期間(OS)に関して、早期の正常乳癌におけるアントラサイクリン系薬剤による補助療法の全体的な有益性は認められなかった。
方法:長期転帰、特に遠隔無病生存期間(DDFS)、DFS、OS、心不全(HF)、および二次がんを評価するために、プロトコルで予定された10年間の追跡分析を実施した。
結果:エピルビシンとシクロホスファミドに続いてドセタキセル(EC-D)を投与された患者は、ドセタキセルとシクロホスファミド(DC)を投与された患者と比較して、DDFS(HR 0.79)およびDFS(HR 0.83)が改善した。HFリスクはEC-Dで2倍になった(2.1%対1.1%)。
結論:EC-Dは早期乳癌の転帰を改善するが、HFリスクは低いものの高い。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00836
PMID: 39442040
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