原題
A Phase III randomized controlled trial of Stereotactic Body Radiotherapy in localized prostate cancer.
背景:PACE-B試験では、定位放射線治療(SBRT)が、限局性前立腺癌患者における生化学的/臨床的失敗の予防において、従来の放射線治療(CRT)に劣らないかどうかを調査している。
方法:この第III相非盲検試験では、ステージT1-T2の前立腺がんを有する男性874人を、アンドロゲン除去療法を行わずに、SBRT(5分割で36.25 Gy)またはCRT(39分割で78 Gyまたは20分割で62 Gy)のいずれかを受ける群に無作為に割り付けた。
結果:中央値74か月の追跡後、5年間の無失敗率はSBRTで95.8%、CRTで94.6%であった。SBRTは非劣性を示し、晩期泌尿生殖器毒性は少なかった。
結論:SBRTは、低リスクおよび中リスクの限局性前立腺がん患者に対して、CRTに代わる有効かつ非劣性の選択肢である。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/nejmoa2403365
PMID: 39421586
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