原題
Real-world implementation of simulation-free radiotherapy (SFRT-1000): A propensity score-matched analysis of 1000 consecutive palliative courses delivered in routine care.
背景:シミュレーションフリー放射線療法(SFRT)の実現可能性は確立されているが、ルーチンの癌治療とスケーラビリティへの影響は不明である。
方法:この後ろ向きコホート研究では、三次がんセンターで緩和的放射線療法を受けている患者を、SFRTの利用、診察からRTまでの時間、および治療期間に焦点を当てて分析した。統計解析を用いて、シミュレーションに基づくRTを受けたコホートと比較した。
結果:2849の放射線コースのうち、1,000(52.5%)がSFRTを利用した。SFRTは、診察からRTまでの時間を7.0日から5.1日に短縮し、ソファでの治療期間を延長した。急性毒性は9%と低く、ベースライン時に中等度/重度の疼痛があった患者では疼痛の軽減が有意であった。
結論:SFRTは、患者ケアの拡張性と利点を実証し、緩和的RTへのアクセスを世界的に強化する。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.041
PMID: 39353478
Open Access
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