原題
Thoracic Radiotherapy Improves the Survival in Patients With EGFR-Mutated Oligo-Organ Metastatic Non-Small Cell Lung Cancer Treated With Epidermal Growth Factor Receptor-Tyrosine Kinase Inhibitors: A Multicenter, Randomized, Controlled, Phase III Trial.
背景:この多施設無作為化第III相試験は、EGFR変異を有する少数臓器転移性非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対するEGFR-チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)と併用した一次同時胸部放射線療法(TRT)の有効性を検討し、生存率を高めることを目的とした。
方法:患者はTKI単独またはTKIとTRT(60 Gy)のいずれかを受けた。一次エンドポイントは無増悪生存期間(PFS)であり、二次エンドポイントは全生存期間(OS)および治療関連有害事象(TRAE)であった。
結果:合計118人の患者が登録された;TKI+TRT群は、TKI単独群と比較して、有意に良好なPFS(17.1ヶ月)およびOS(34.4ヶ月)を示した。
結論:同時TRTは、より重度のTRAEと関連しているが、EGFR変異オリゴ臓器転移性NSCLC患者の生存率を改善する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02075
PMID: 39374473
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