がん患者における骨折リスク評価ツールを用いた骨折リスクの予測。

原題
Fracture Risk Prediction Using the Fracture Risk Assessment Tool in Individuals With Cancer.
背景:骨折リスク評価ツール(FRAX)は主要な骨粗しょう症性骨折と股関節骨折の10年確率を評価するが、癌患者におけるその有用性は不明である。

方法:この後ろ向きコホート研究では、カナダのマニトバ州のデータを分析し、1987年から2021年までの9,877人の癌患者と45,877人の非癌患者の間の骨折事件を、2023年に分析されたデータと比較した。

結果:がん患者は、主要な骨粗鬆症性骨折(1,000人・年あたり14.5対12.9)および股関節骨折(1,000人・年あたり4.2対3.5)の割合が高いことを示した。骨密度(BMD)を伴うFRAXは骨折を有意に予測した。

結論:BMDを用いたFRAXは、癌患者の偶発的骨折を予測するための信頼できるツールである。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.4318
PMID: 39361310

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