BRCA1およびBRCA2における生殖細胞系突然変異のキャリアに対するホルモン避妊法と乳癌リスク。

原題
Hormonal Contraception and Breast Cancer Risk for Carriers of Germline Mutations in BRCA1 and BRCA2.
背景:本研究では、生殖細胞変異キャリアと非罹患女性におけるホルモン避妊薬の使用と乳癌(BC)リスクとの関係を調査した。

方法:4つの前向きコホート研究からのプールされた観察データをCox回帰を用いて分析し、ホルモン避妊薬の使用とBCリスクとの関連を評価した。

結果:罹患していない女性3,882名および突然変異キャリア1,509名において、ホルモン避妊薬の使用はそれぞれ53%および71%と報告された。使用経験は、突然変異キャリアにおけるBCリスクの上昇(HR、1.29)および使用1年当たりのリスクの3%上昇と関連していたが、罹患していない女性では有意な関連は認められなかった。

結論:ホルモン避妊薬は突然変異キャリアのBCリスクを増加させ、その使用における個別化されたリスク-ベネフィット評価の必要性を強調している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00176
PMID: 39356978

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