側方骨盤リンパ節陽性の局所進行直腸がんに対する化学放射線療法後の転帰および失敗パターン:傾向スコアでマッチングした解析。

原題
Outcomes and failure patterns after chemoradiotherapy for locally advanced rectal cancer with positive lateral pelvic lymph nodes: a propensity score-matched analysis.
背景:本研究では、傾向スコアマッチング(PSM)を用いて、側方骨盤リンパ節(LPLN)が陽性と陰性の局所進行直腸癌(LARC)患者の長期転帰と失敗パターンを検討した。

方法:651人のLARC患者の後ろ向き分析により、LPLN陽性群(160人)とLPLN陰性群(491人)を区別した。臨床特性を比較した後、差をバランスさせるためにPSMを実施した。無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、局所-領域再発(LRR)、および遠隔転移(DM)率を評価した。

結果:PSM後、追跡期間中央値は45.9ヶ月であり、3年OSおよびLRR率は群間で同程度であった。PFS率とDM率はわずかな差を示した。

結論:LPLN陽性患者はPFSおよびDMが悪化する傾向を示した;検証にはより大規模な研究が必要である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02529-z
PMID: 39354612

コメント

タイトルとURLをコピーしました