口腔マイクロバイオームとその後の頭頸部扁平上皮癌のリスク。

原題
Oral Microbiome and Subsequent Risk of Head and Neck Squamous Cell Cancer.
背景:本研究では、頭頚部へん平上皮癌(HNSCC)の発生における口腔細菌と真菌の役割を調査し、以前の研究におけるギャップに対処した。

方法:3つの疫学コホートからの経口サンプルを用いて、プロスペクティブなネステッドケースコントロール研究を実施した。様々な人口統計学的因子に基づいて対照者485人とマッチングさせたHNSCC患者236人を対象とした。微生物の特徴づけには、全ゲノム配列決定および内部転写スペーサー配列決定を用いた。

結果:全体的なマイクロバイオームの多様性はHNSCCリスクを予測しなかったが、13の細菌種、特にリスクと中等度の関連があった赤色/オレンジ色の病原体複合体がHNSCCリスクと関連していた。

結論:口腔細菌はHNSCCの有意な危険因子であり、標的予防戦略のために高リスクの個人を特定する可能性を示唆している。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.4006
PMID: 39325441

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