分子的に選択された去勢抵抗性前立腺がん患者におけるイピリムマブとニボルマブの併用:第2相INSPIRE試験の主要解析。

原題
Ipilimumab with Nivolumab in molecular-Selected patients with castration-resistant PRostate cancer: primary analysis of the Phase 2 INSPIRE trial.
背景:転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)はしばしば免疫チェックポイント阻害剤(ICI)に抵抗性であるが、一部の患者は免疫原性プロファイルを示す。本研究では、選択されたmCRPC患者における二重ICI療法の有効性と安全性を調査する。

方法:第II相試験では、特異的な分子プロファイルを有する69人の患者を登録し、ニボルマブおよびイピリムマブの有効性および安全を評価した。主要評価項目は、6ヶ月を超える疾患制御率(DCR>6)であった。

結果:DCR>6は38%であり、MMRd患者で最も高かった(81%)。客観的奏効率は38%であり、無増悪生存期間中央値は4.0ヵ月であった。有害事象は患者の48%に発生した。

結論:二重ICIはMMRd患者において有意な反応を達成し、分子的に選択されたmCRPCにおける有効性を確認した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.09.004
PMID: 39293514
Open Access

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