原題
Results after Four Years of Screening for Prostate Cancer with PSA and MRI.
背景:追跡研究において、磁気共鳴画像法(MRI)を用いた前立腺癌スクリーニングの有効性と安全性に関するデータが必要である。
方法:集団ベースの試験(2015年)では、前立腺特異抗原(PSA)スクリーニングのために50~60歳の男性を招待し、PSAが上昇した後に、標的生検を伴う系統的生検とMRI標的生検のみとの間で無作為に割り付けた。
結果:追跡期間中央値3.9年で、前立腺がんは2.8%(MRI群)対4.5%(系統的群)で検出された。MRI標的生検は、臨床的に重要でないがんの診断を有意に低下させ、進行がんの割合は低かった。
結論:MRIの結果が陰性であった後に生検を省略すると、臨床的に重要でない診断が大幅に減少し、進行がん検出のリスクが低くなった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2406050
PMID: 39321360
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