原題
Clinical Outcomes of Proton Beam Therapy for Unresectable Locally Advanced Pancreatic Cancer: A Single-Center Retrospective Study.
背景:本研究では、手術不能な局所進行膵癌(LAPC)に対する陽子線治療(PBT)の有効性と転帰を評価する。
方法:切除不可能なステージIIIのLAPCを有する54人の患者が2009年から2020年までPBTを受けた。全てが画像技術を用いて病期分類され、投与された総用量の中央値は67.5 GyEであった。症例の85.2%で化学療法が併用された。カプラン・マイヤーおよびコックスモデルを用いて生存分析を実施した。
結果:全生存期間(OS)の中央値は18.2か月で、1年および2年OS率は77.8%および35.2%であった。局所制御は優れており、1年後のLPFS率は89.7%であった。
結論:化学療法と併用した67.5 GyのPBTは、切除不能なLAPCに対して実質的な局所制御を提供し、線量測定因子は予後に重要である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101577
PMID: 39309704
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