原題
Pembrolizumab versus ipilimumab for advanced melanoma: 10-year follow-up of the phase III KEYNOTE-006 study.
背景:KEYNOTE-006試験の10年間の追跡データから、切除不能な進行メラノーマ患者において、ペムブロリズマブはイピリムマブと比較して全生存期間(OS)を有意に延長させることが示された。
方法:切除不可能なステージIII/IVのメラノーマ患者を、ペムブロリズマブまたはイピリムマブを投与する群に無作為に割り付け、その後の長期フォローアップの選択肢を設けた(KEYNOTE-587)。主要評価項目はOSであったが、修正無増悪生存期間(PFS)およびメラノーマ特異的生存期間は探索的であった。
結果:834人の患者のうち、OS中央値はペムブロリズマブで32.7か月、イピリムマブで15.9か月であった。10年OS率はそれぞれ34.0%と23.6%であった。
結論:ペムブロリズマブは実質的な長期生存ベネフィットを提供し、進行メラノーマに対する標準治療としての役割を強化する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.08.2330
PMID: 39306585
コメント