転移性結腸直腸癌におけるCD19およびGCCを標的とするキメラ抗原受容体T細胞:非ランダム化臨床試験。

原題
Chimeric Antigen Receptor T Cells Targeting CD19 and GCC in Metastatic Colorectal Cancer: A Nonrandomized Clinical Trial.
背景:CAR T細胞療法は血液癌では有望であるが、成人固形腫瘍では効果が限られている。この試験では、転移性結腸直腸癌(mCRC)におけるグアニル酸シクラーゼ-C(GCC)を標的とする自己CAR T細胞産物を評価した。

方法:単一群の第1相試験では、2020年12月から2022年4月までの重度に前治療されたmCRC患者におけるGCC19CARTの安全性と有効性を評価し、2024年4月までの結果を分析した。

結果:15人の患者のうち、客観的奏効率は40%であり、全生存期間中央値は22.8ヶ月であった。サイトカイン放出症候群のような管理可能な副作用を最も経験した。

結論:GCC19CARTは安全性と予備的有効性を示し、難治性結腸直腸癌において臨床活性を示す最初のCAR T細胞療法であることを示した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.3891
PMID: 39298141

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