原題
Adjuvant Nivolumab for Localized Renal Cell Carcinoma at High Risk of Recurrence After Nephrectomy: Part B of the Randomized, Placebo-Controlled, Phase III CheckMate 914 Trial.
背景:CheckMate 914は、腎摘出術後の限局性腎細胞癌(RCC)の高リスク患者を対象に、アジュバントニボルマブ単独またはイピリムマブとの併用の効果をプラセボと比較して評価する第III相試験である。
方法:患者をニボルマブ、プラセボ、またはニボルマブ+イピリムマブに無作為に割り付け、主要評価項目である無病生存期間(DFS)を盲検下での独立した中央判定(BICR)により評価した。
結果:825人の患者のうち、ニボルマブはプラセボと比較してDFSを有意に改善せず(HR 0.87、p=0.40)、DFS率の中央値は同程度であり、18ヶ月DFSは78.4%対75.4%であった。
結論:試験のパートBでは、この患者集団においてプラセボを上回るニボルマブのDFSの有益性は認められなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00773
PMID: 39303200
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