小児および青年における頭蓋底軟骨肉腫に対するプロトンベースの放射線療法:単一施設からの40年間の経験。

原題
Proton-Based Radiation Therapy for Skull Base Chondrosarcomas in Children and Adolescents: 40-year experience from a single institution.
背景:小児および若年患者における頭蓋底軟骨肉腫(CHS)の転帰は過小報告されている。本研究では、頭蓋底CHSを有する22歳未満の患者に対する陽子線治療(PBRT)の結果を評価した。

方法:1981年から2023年までのレトロスペクティブレビューでは、全生存(OS)、軟骨肉腫特異的生存(CSS)、無増悪生存(PFS)、局所制御(LC)、および遠位制御(DC)に焦点を当てて、PBRTで治療された患者を対象とした。

結果:84人の患者のうち、診断時の年齢中央値は19歳であり、ほとんどが従来のCHSに分類された。10年OS率、CSS率、およびPFS率は、それぞれ93.3%、94.7%、および88%であった。晩期毒性は患者の9.9%に発生した。

結論:外科的切除後のPBRTは小児BOS CHS患者において優れた疾患制御と最小の毒性を示した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.030
PMID: 39303998

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