PEARL:ヒト上皮増殖因子受容体2陰性乳癌における術前補助化学療法前のペムブロリズマブへの放射線治療の追加に関する第Ib/II相バイオマーカー研究。

原題
PEARL: A Phase Ib/II Biomarker Study of Adding Radiation Therapy to Pembrolizumab Before Neoadjuvant Chemotherapy in Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Negative Breast Cancer.
**背景**:本試験では、乳癌人患者を対象に、ペムブロリズマブと併用した術前放射線治療(RT)(抗PD 1療法)後の安全および免疫バイオマーカーを評価した。

**方法**:第I/IIb相試験では、トリプルネガティブ乳癌(TNBC)およびホルモン受容体陽性/ヒト上皮増殖因子受容体2陰性(HR+/HER2-)乳癌の患者を対象とし、安全度、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)、および治療後の奏効率を評価した。

**結果**:66人の患者のうち、本研究はTNBCにおいて59.2%の病理学的完全奏効(pCR)を達成し、3年イベントフリー生存率(EFS)は80%であった。特に、PD-L1発現は治療後に増加した。

**結論**:術前RTとペムブロリズマブの併用は安全であり、高いpCR率が得られるが、TILとPD-L1の発現は予測バイオマーカーとして役立つ可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00003
PMID: 39298718

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